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終活 [ひとりごと]

先日、仕事が終わったときに携帯が鳴りました

以前住んでいたマンションのお隣の奥さんからでしたが

電話口の向こうはそのご主人で、奥さんが数日前に亡くなって家族葬を済ませ

過去の年賀状と携帯の電話帳から親しかった人に連絡をしているとのことでした

お嬢さんから「ようこさんはお母さんがマンションでただ一人心を許した人だった」と

言われたそうです(それを聞いて涙がこぼれました)

その日は、地味な服を着ていたのでお花とお好きだった食べ物を持って

弔問に伺いました(元夫に遭遇しないように・・・余談)



遺影は私のイメージする彼女そのものでした

ご主人が声を絞り出すように

「どの引き出しや扉を開けても妻の香りが残っているのが辛すぎて

 『何もかも全部捨てる!』と言ったら娘に叱られたけど

 それぞれの家に帰っていく子供たちには俺の淋しさはわからない」と言われ

胸が詰まりました



わざわざ電話をいただいて本当に良かったと思います

喪中はがきで知ったらお宅に伺うことはなかったかもしれません

遺影にたくさんこれまでのお礼を伝え、ご主人からはお話を伺い

私からはご主人が知らない奥さんの素敵な一面を

お礼とともに伝えることができました



今年は、親しくしていた人が2人、若くして亡くなられ衝撃でした

ご家族は突然のことで交友関係がわからなかったり

その後の手続きも大変だったようです



目に見える通帳などはいいですが、家族の知らないネットでの取引や

課金されているものやロックされた携帯など

残された家族が紐解いていくのは昔以上に大変な作業だと思われます



私も一人暮らしなので、これからは少しずつ背負っているものを整理して

シンプルに生活して子供たちに迷惑がかからないようにするための

準備をしなくてはいけないかもと考えた年でした

私がいなくなった後に残るのが私のモノだけではなく

(誰もみる人がいなくなる)お墓やお寺との関係、実家や私の両親のモノまで・・・

って、娘は残されてもどうしたらいいかわからないよね。。。と

両親が他界した後にひとりで実家を片付けた私は痛感するのでありました

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