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ほうかしきえん [介護]

週末2泊3日で旅行に出かけていたのですが

飛行機を降りてすぐに携帯電話が鳴りました

母の特養からで「お母様の背中が赤くなり発熱があります

たぶん入院になりますのですぐにお越し下さい」と言われました



心の中で「マ~ジ~ですか~」「よりによって今???」

「え~、今からトンボ返り??」という言葉がくるくる回りました



入院手続きは家族にしかできないので、ダメ元で弟に連絡をとると

たまたまお休みで行ってくれることになり、私の旅行は命拾いしました




血液検査やレントゲンなど内科の検査の後にわかったのは

聞いたことのない病名「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」でした

溶連菌や黄色ブドウ球菌が皮膚の傷から感染して炎症を起こし

発熱もするのですが、本人は症状を口で説明できないこともあり

痛みがあるかどうかなどはわかりません



そして、病院ではオムツは家族が用意するそうです



母は、グループホームの時にも何度か入院したことがあるのですが

病院から持ってくるように言われたことがありません

今考えたら、グループホームの職員の方がオムツを病院に届けて下さっていた

のでした(ありがたいことにすら気がついていませんでした)



そんなわけで、旅行から帰ってすぐにオムツを買いに走りました

尿とりパット(昼用・夜用)、テープ式の紙オムツ

実にかさばります

よく、介護経験者からオムツを何袋も自転車にのせて運んだけど

かさが高くて大変だったと聞いていましたが、今回実感しました



抗生物質の点滴で1~2週間後に退院予定です




機上から見た夏の雲です

フワフワした台湾のかき氷に見えました

マンゴーソースをかけて食べてみたいです

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歯は大事 [介護]

年明けから施設で始まったインフルの流行に引き続き

娘の職場でもインフルやノロ?が流行していたので母の面会を控えていたのですが

1ヶ月ぶりに行って来ました


私のこともすっかりわからなくなっているので、声をかけても知らんぷりですが

「あれ?なんか若返っている」と思ったら総入れ歯が出来上がって

入れてもらったそうです



人間、歯がないと口の周りがくぼんでしまうので一気に歳をとって見えてしまうのですが

入れ歯が入ったおかげで口の周りがピンと伸びて若返りました

そして、1本だけ歯が残っていたときには、その歯を守るために?

口に入れられるスプーンを無意識に舌で押し返して食事をあまりとれなくなって

いたのですが、ちゃんと噛めるようになり食事量が増えました

(食事のとれない時は栄養補助ゼリーを飲んでいたようです)

噛んで食べられるようになると体重も増えて身体も元気になってきます



母を見ていると「人間は噛んで食べたものが栄養になり身体も元気になり

歩けるとお腹もすいて食べる量も増える。そして歩くと脳が働く」という循環が

とてもよくわかります



久しぶりに面会に行くと、たくさんのスタッフの方が母の様子を

次々に報告して下さいました



心を込めて「いつもありがとうございます」とお伝えしていますが

日々お世話をして下さるスタッフの方には感謝しかありません


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母の一年 [介護]

久々に、母の話です

一昨年、特養に入所した母ですが

寝ていると褥瘡ができる、それはわかりますが

日中座ってばかりでもお尻に褥瘡ができるようで、そうなると

やはり寝かせて体位を変えていただくしかなく

良くなったり悪くなったりを繰り返していますが

歩けるときは手を引いてお散歩をします



そして、最近はインフルエンザ患者が施設で出たので

家族の面会も遠慮して下さいとのお達しが出ております




さて、母の書類は特養だけでなく、年金・医療費・実家の関係のことなど

次々と届くので、ちょっと気を抜くと書類だらけになります



そこで、書類入れを買って分類したり、とりあえず入れておくことにしました

届いた時点で仕分けをすると、あとがすごく楽です


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書類整理や、確定申告の医療費控除のためのパソコン入力は

ゆっくりとお茶を飲みながら・・・

何でも楽しみながら?すると気分がラクです

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何もできなかった自分 [介護]

今日は、きれいな話題ではないので、お食事前後とか興味のない方がスルーして下さいね





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花火大会 [介護]

母の施設の花火大会に参加して来ました

花火大会とはいえ、屋上で柄の長い花火を(持てる人だけ)持って

楽しむというものなのですが。。。



当然、老人ホームなので車椅子の人が多く

花火を見ても何のことかわからない人も多くいます



今回、初めて施設の大多数の人が集まっているのを見た私なのですが

叫んでいる人、ずっと文句や攻撃的なことを言っている人いろいろで

改めてこの仕事に従事している職員さんは大変だと思いました

大人しい母も時にはヘソを曲げて頑固を押し通します

本当に感謝の気持ちしかありません





母が認知症になって10年ぐらいになりますが

いよいよ一人暮らしは無理と思った時期あたりに私の周りでは

認知症の家族が徘徊をして電車に轢かれる

何キロも先まで裸足で歩いて行く

徘徊しないよう鍵をかけていたのに洗濯機の上の小窓から抜け出して徘徊した

ひどい時には、新幹線で遠くまで行ってしまう

歩いて高速に入ってしまうなどという想像を絶することが起こりました

家族が一緒に住んでいてもそうなるのなら、私は母を一人にはしておけない

でも、あと何年かかるかわからない介護のために私が仕事を辞めるわけにいかない

(父の時に介護辞職をしたらしばらくして生活に困った(苦笑))などがあり

大急ぎでグループホーム探しをして母の貯金は母のために使えばいいと思うも

そこから数年経って今度は母の貯金が底をつく日が見えて来て

特養に申し込む・・・



という流れが走馬灯のように花火の中に映りこみました



明るく盛り上げて楽しませて下さる職員さんの声をよそに

母は「花火ですか・・・昔、したことがありますわね」と言いながらも

全然違う方向を向いたままで、顔を向けてあげても

見えているのか見えていないのか無反応でした



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花火が終わってエレベーターの順番待ちをしているときにふと思いました


ここで火災とか何か緊急事態が起こったら何人助かるのだろう???

入所者に対して職員の数が少ないです(もちろん法定基準は満たしています)

でも、ほとんどが歩けない人

骨が弱っている高齢者もいて乱暴に抱きかかえると骨折するかもしれません



以前のグループホームの地域連携推進会議でもお話を伺っていて

助かる助からないは運しかないと思いました

客観ししても夜勤の一人が車椅子の9人全員を

階段を使って助けられるわけがないのです

特養は一人がその倍の人数を介護しています



はかなく消える火花の中に介護の厳しい現実を垣間見たひとときでした

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女優になろう [介護]

今日は真面目に介護ネタです

認知症の介護をしている方に向けた長文になっていますので

お時間のない方はスルーして下さいませ


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